芽

ディア・エヴァン・ハンセンの芽のレビュー・感想・評価

3.7
内容が分かってから見続けてたらこれは泣いてはいけないと思った。同情になるかもしれないから、感動した、泣けたとかっていう言葉で済ませてはいけないと思った。

それくらい重みのある内容。ミュージカル映画として観にいくのではなく、ひとつの作品、社会的問題に関して私たちはその傍観者の1人であるということ。忘れちゃいけないなって気付かされる時間だった。

最初から音楽に惹かれ、「You Will Be Found」でグッと掴まれた。君は1人じゃないと訳されていた。これだけで救われる人はたくさんいるはず。
そしてエヴァン演じるベン・プラット本人がブロードウェイでエヴァンを演じているだけあって、歌への想いの乗せ方と役への感情移入の仕方が素晴らしかったなと思いました。

圧巻のミュージカル映画です。
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