デヒ

ディア・エヴァン・ハンセンのデヒのネタバレレビュー・内容・結末

3.2

このレビューはネタバレを含みます

うーん...歌はよかったけど、いまでも疑問点が沢山ある映画。
主人公の家庭環境やうつ病など日常生活を送っていく上でどれだけ苦しんでいるか伝わるが、だからといって自己利得、自己治癒のために自己合理化して死者を利用して嘘をつくのは、正しくないのではないか。この問題点をずっと考えていたら、映画全体の内容がよく入ってこなかった。
もちろん、追悼会で自分の実際にあった記憶を思い出して演説をする場面では泣きそうになったが、どんどん話が進み真実が近づくにつれ、共感は全くできず…。 むしろ主人公のエヴァン·ハンセンよりはコーナーの家族に共感されて… とても辛かった。 エヴァン·ハンセンは真実を告白することでスッキリしたような姿が見えてきたが、コーナーの家族たちは… 家族のように信じた人を一瞬にして失うと同時に信じてきたすべてが偽りという真実に喪失感は大きかったはずだ。苦しい。

映画のクレジットが上がり、英語でメッセージが書かれていたが、だいたいの内容が「うつ病になっているなら相談先に電話してみてください」だった気がする。そもそも助けはくれるのかな? なぜこの文章を入れたのだろう? 相談先に電話よりはもっと親密な関係が必要ではないか。他人が彼らを見つけて助けをくれることが最も根本的な必然性ではないか。最後まで響きを与えるための意図かも知れないが、私には違和感があまりにも大きかった。
歌は良かった。 we will foundは毎日聞いてるのに… ストーリーは分からない。
音楽多すぎる。
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