ディア・エヴァン・ハンセンのちこまるのネタバレレビュー・内容・結末

まず、歌がいい。
エヴァン・ハンセン役の声もいい。
スッと心に入ってきて心情が伝わってくる歌い方。
初っ端歌い始めた瞬間から、
あ、この映画好きだ。と思った。


エヴァンハンセンの自分を出せない。
上手く人と関わる事ができない。
とても共感した。
相手の勘違いで生まれた嘘を否定出来ない。
相手のそうあってほしい。という気持ちを汲み取ってしまい、言い出せない。
決してズルい気持ちだけの嘘ではない。
それが痛いほど伝わって涙が出た。


最後は全て明るみになり、
嘘で築けた人間関係は壊れたけれど
エヴァンハンセンは今までとは違うんだろう。
一歩踏み出す、
自分を変える勇気が出る映画。


結局はコナーの家族も救われた部分があった。
善意の嘘も悪い事ばかりではない気がする。