栗林55

ディア・エヴァン・ハンセンの栗林55のレビュー・感想・評価

3.7
【孤独や不安に感じた時は、お願い、どうかこの映画を聴いて】


あ〜〜〜!!一生聴いてたい!!!

冒頭いきなり、とんでもない上手さの歌が聴こえてきます😌♪
今作はとにかく歌!歌!歌!
登場キャスト皆さん歌が上手い‼︎👏👏

人物が妄想状態になったらミュージカルになるっていうパターン。
…かと思ったら、あれ、違ったか⁇😅


社交不安のある青年エヴァンが主人公。
内向的な僕にとって、とても親近感も湧くテーマで、勇気づけられるものでした☺️

エヴァンのセラピーの一つとして、自分宛に自分で書いた手紙。これが、ひょんなことからコナーという問題児がエヴァンに宛てた遺書だと勘違いされて、否定できずにそうだとコナーの家族に嘘をついちゃったエヴァン。
つこうと思ったわけじゃないけど、本当のことを言えなかった。優しさやと思う☺️

でも難しいのは…優しい嘘は貫き通せたら良いんやけど、バレてしまったら大惨事🥺🥺
これ、このテーマでもっと繊細なストーリーが観たいなぁ~~😚

嘘をついた後はなんだか自分の状況も好転。嘘の話に響いて、自分を明かしてくれた人や、好きだった人まで☺️
一方で、シングルマザーの母親とはまた少し疎遠に。

そして後半はSNSでも嘘の話がどんどん広まり、共感の和として広がる!
もはや嘘とは言えないぞ…
みんなを巻き込んでの大合唱‼︎🎶🎶
繋がりの力‼︎✨✨

そして、ラストに明かされるエヴァンの本当の事実には、驚きと深い悲しみ🥺



長いけど、曲紹介したい〜‼😁︎🎶

"Waving Through A Window"♪
開始すぐに激烈な歌のうまさで、ボルテージを爆上げ‼︎😆✨
孤独に悲しみ不安に苛まれる青年が、大きな声で歌えば歌うほど、頑張っているけど辛いんだ‼︎という感情が伝わる🥺
「一人で木から落ちた人は、本当に落ちたと言えるのか?」

"For Forever"♪
嘘をついちゃったエヴァン。歌っているうちに、コナーの家族を癒やし、自分も明るくなっている😊

"Sincerely Me"♪
めちゃめちゃコメディ😆これも、笑えるのか?っていう状況やねんけど、音楽には負ける😁✨楽しい‼︎前向き‼︎
「簡単なことさ!ちょっとの自己改革!」
「なりたい自分になれると信じればいい」

"Requiem"
残されたコナーの家族が感じる、怒り・迷い・安らぎ………
そりゃわけわかんなくなるんよね…これ、嘘の話やから😔
でも、歌は美しいんだなぁ☺️
「レクイエムは歌わない」

"If I Could Tell Her"♪
コナーと自分を入れ替えて気持ちを伝える😌隠していた気持ちが溢れ出して止まらない‼︎しっとりとしたメロディから大きなパワーを感じるね
「でも彼は全部心の中にしまってた」

"The Anonymous Ones"♪
見た目は自分とは真反対なゾーイ。でも彼女も本当は辛さを抱えている
「隠し方は上手でも楽なわけじゃない」

でもやっぱりラストにも流れた
"You will be found"♪
これが一番かな😊✨
みんなが共感する気持ち。
励ましてくれる。
この映画の最後に出てくるメッセージと直接繋がる。
そして、めちゃくちゃ心地よいサビ✨
「闇が押し寄せても、誰かの支えがなくても、落ちて壊れても、君は独りじゃない」

"Only Us"♪
素敵な恋愛ソング😊
二人だけの世界☺️

"Words Fail"♪
エヴァンが打ち明ける…
全てをぶちまける。己の情けなさに怒り、嘆く。
ひたすら辛かった…
一番共感したのはこれかも🥺
「ブレーキを踏む。キーすら回す前に。失敗する前に。最悪の自分が出る前に。最悪の自分は、人に見せちゃいけない」

"So Big / So Small"♪
シングルマザーとしての不安、申し訳なさ、そして覚悟。ジュリアン・ムーアさんの美しい歌声で、エヴァンは覚悟します🥺

"A Little Closer"
コナーの本当の姿を見れて嬉しい🥲
一歩踏み出すことを頑張る、繊細な曲😌



ベン・プラットの演じた、めっちゃ猫背でおどおどしい不安そうな顔のエヴァンは、とても好きなキャラクターでした😊何よりも、本当に綺麗な歌声で、耳が喜んでます👂💕

ナーバスになる母親エイミー・アダムスも良かったし、父親のダニー・ピノが強くて脆い父親として、僕の涙腺を刺激しました🥲
『ブックスマート』のケイトリン・デヴァーもキラキラした瞳で葛藤を抱えた妹を好演してました😊



ほんまに、今まで観てきた(数少ない💦)ミュージカル(風も含む)映画の中で、一番歌が上手かったんじゃないかなぁ☺️


あの、これ、ミュージカル映画の時に感じちゃう違和感やと思うけど…。今作も例に漏れず、圧倒的歌唱力には感動しながら、色んなところがうやむやになってるように感じちゃうんよなぁ😅
さっきも言ったけど、歌う時の条件的なものってのはないんかな?🤔

亡くなった人のことを作り話にしてるというかなりのモラル的問題点が、良いように転がっていくからそりゃ違和感。
だからこそ、終着点は純粋なハッピーエンドにはならない😢それは良いんですけど、なんか、腑に落ちないんですよねぇ…やっぱり。

歌に大感動するのに、歌に妙に納得できない…
謎の現象やけど、これが今の自分の感覚なので…メモメモ✍️

因みに『ロケットマン』のスコアが4.2で、
『レミゼラブル』のスコアが3.1(8/6現在)
も~~‼︎どーゆーこと⁉︎😅
栗林55

栗林55