「あの木の葉が全て落ちる頃には死んでいるでしょう」と医者に宣告された、結核にかかった姉を救うために、妹が木の葉が落ちないようにしようと頑張るお話
一応「死」が物語の根底にある映画ではあるんだけど、滅茶苦茶暖かくてほっこりした。てっきりこう、切ない別れ……とかの映画かと思っていたから意外だった。
100年以上前に作られた映画なのだが、セットがなかなか凄い。画面の中心にベッドが置かれるように作られた妹の寝室、左側の小さい窓から「葉が全て落ちたら姉は死んでしまう」と言われた木が見える広間の構成など、映像が物語を語る一部となっているのだ。
話自体はただほっこりとした温かいお話だけど、映像の構図が良くて10分程度しか無いから普通に楽しめた。普通に面白い。