まっつん

理大囲城のまっつんのレビュー・感想・評価

理大囲城(2020年製作の映画)
3.6
無力感と疲弊感。

事態がどこまで悪化するか予測できていなかったのかもしれない。最初の警察とデモ隊の半ば滑稽なやり取りから徐々にエスカレートして行く。

訴えたい事がいくらあっても押さえ付けられてしまったら無かった事になるのかな。デモ隊も振り返ってみると明らかに無策で勝ち目は無かった。最後校長に言いくるめられて去って行く姿を見ると途轍もない無力感に襲われる。

日本よりはるかにデモや政治的訴えの土壌があるはずなのに、この実態を見るとどっと疲れが出てきた。どうしたらいいのか、考え続けなければ。
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