『理大圍城』を観ることは、ただ映像を目に入れることではない。
それは、世界のどこかで現実に起こった「絶望の形式」を、そのまま身体に流し込むことだ。しかも、その絶望は未完のまま、今も終わっていない。
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この映画は、抵抗と戦いの果てに在る、わずかな希望を見出している。
世界最大、最強の権力と対峙する若者達。彼等は非力で、まとまりがなく、弱気だ。
しかし絆を求め、会話し合い、常に呼びかける。だから感動…
(別媒体から感想を転記)
2023/02/12
2019年の香港民主化デモの中で最大の逮捕者を出した香港理工大学包囲事件のドキュメンタリー。製作者を守るためにクレジットは匿名。催涙弾の煙と埃で霞む…
催涙弾の煙幕と炎と警察の照明、バリケード、瓦礫、群衆。そういった画面に映画性を見出すことは容易いが、撮影することによってある種の美しさをも表現してしまうことに製作者はどれだけ自覚していただろうか。一…
>>続きを読む事実は小説より気なり、香港理工大学包囲事件をありのままのリアルで写したドキュメンタリー、警察との向き合い方や駆け引き、投降するのかしないのか内部での分裂話し合い、彼らにも親や家族、友達がいて普通の生…
>>続きを読む今年一番の収穫。ファーストショットの煙幕からラストの風に吹かれるビニール袋のショットまで素晴らしいの一言。
三里塚もそうだけど、「闘争」を活写した生々しいドキュメンタリーは「エンタメ」として消費され…
香港理工大学包囲事件を粛々と追ったドキュメンタリー
香港民主化運動のことは日本ではあまり報道はなかったと思う 周庭さんがちょっとあったくらい?
この理大包囲事件は運動で最大の逮捕者を出した事件
権力…
(C)Hong Kong Documentary Filmmakers