Boss2054

ステキな金縛りのBoss2054のレビュー・感想・評価

ステキな金縛り(2010年製作の映画)
4.8
三谷幸喜監督の記憶にございません!
に続いて、テレビで観た。
劇場で観て以来か?
令和ヴァージョンとのコト。
三谷幸喜監督自身がテレビ用に自ら編集し直した。
その苦心振りをエッセーで読んだ。

さて、立て続けに二作品観て抱いた感想は、
三谷幸喜監督は、ハリウッド映画の様なコメディー作品を目指しているのではないか?
ト云うコト。
コノ作品は、落武者の幽霊こそ出て来るが、
要は、幽霊が法廷に立って証言するト云う顛末を描いたコメディーである。
日本映画にはなかなかないが、
ハリウッド映画ならよくありそうではないか。

三谷幸喜監督の作品は、
日本映画の目線で観るトやたら違和感を感じるが、
ハリウッド映画の目線で観るトそれほど違和感を感じないコトも発見した。
記憶にございません!
の様に、大統領を主人公にしたコメディーもハリウッド作品にはたくさんあるし、
ギャラクシー街道の様なSFコメディーもたくさんある。
オールスターのキャスティングも作品に共感を持ってもらうための高度なテクニックかも知れない。
ならば、清洲会議はト問われれば、
12人の怒れる男たちの様な会議モノと云うジャンルではないだろうか?
もちろん、12人の〜はコメディーではないけれど、
三谷幸喜脚本には、
傑作、12人の優しい日本人がある。
そんなワケで、
三谷幸喜監督作品をハリウッド映画目線で見直すトまた新しい発見があるかもしれないな。
ト思った次第である。
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