換気

パンケーキを毒見するの換気のレビュー・感想・評価

パンケーキを毒見する(2021年製作の映画)
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菅さんの10年前の姿を初めて見たけどあんなにも闊達と喋る方だったということに驚いた。

菅義偉という人について、官房長官時代からの記者会見での姿と、そこでの人格を失ったような印象しかなかったが、関係者から語られる菅さんの人となりはそれとはかけ離れたものであった。

様々な立場の人からの印象を聞き比べられること、これだけでも興味深い。


また赤旗記者の地道な取材と裏取りで明らかになった菅首相への疑惑(使途不明金の多額支出)を、共産党の議員が記者に代わって議会で代弁し、菅首相を追及するという一連の流れがカメラに収められてたことは一見の価値があったと思う。

これは権力を監視し追及するのは一国民であるということの一つの例であるということ。

そして記者という肩書をもたない私もまた、政治に関心をもつというところから何かしらの政治参加をスタートさせることができると思った。

作品の中で語られたことのひとつ。
「国民が政治に無関心で、投票率が下がるほど、与党にとっては都合がいい」
ということに対する小さなアクションとして。
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