のんchan

ドント・クライ プリティ・ガールズ!ののんchanのレビュー・感想・評価

3.8
メーサーロシュ・マールタ監督作品鑑賞3本目。

これは監督がまだ30代での制作。
ハンガリーの若者たちの青春音楽逃避行ムービー。
モノクロだけど映像は綺麗。
台詞少なめも、歌詞に言いたいことが込められていてマッチする。
まるで長いMVをひたすら眺めているような感じ🎵

労働者階級の人々。日々の鬱憤。
何もない、だから変化がない、若者は音楽を聴くかデートするか?

ある若者がまだ未成年っぽいあどけなさのある可愛らしいユリと婚約する。
しかし、若者は浮気性。ユリも人気バンドの青年から好意を持たれ、ライブをやるから一緒に行こうと誘われたまま出掛けていく...

結局、元鞘に戻る形で結婚式を。
2人共若過ぎる。これから助け合っていけると良いけど...

'70年代の若者のファッションとハンガリーのビートミュージック🎵
当時はどこの国もそんなに差異はないのかな?と、お金はないけど自由は欲しい若者たちが自然なカメラワークに収められていました。

このジャケ写はオシャレ✨
ふと『LETO』(2018)のジャケ写が連想されて、そちらは1980年代、当時ソ連の若者たちの音楽ムービーでしたが、似ている感じが思い出されました🎵
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