山田

ドラえもん のび太と雲の王国の山田のネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ドラえもん映画13作品目。
ずっとぶっ通しでドラえもん映画を鑑賞してきて皆様のレビューを拝見しているとどうやら雲の王国は人気の高い作品らしい。言わずもがな初見だったけど、前情報何もなしでこの映画を見られて本当に良かったと思った。
勝手にアニメの方のドラえもんと映画ドラえもんは別物であって互いの出来事は干渉し合わないものだと思っていたので、今回急にドンジャラ村のホイくんが出てきてビックリした。丁寧に解説を入れてくれるホイくんに「そんなことがあったんだね〜」と感心する初見の僕。(のび太とドラえもんはどんだけ建国してるんだろうか…)
アニマル惑星でも環境破壊についてを説いていたけど今作では特段地球人の環境汚染が問題視されており、天上人に「ノア計画」を実行されそうになる。
大雨で地上のすべてのものを洗い流したのち帰してあげるって言ってる事めちゃくちゃだし、「君たちの祖先だってなにもないところで生活していた」とかなんとか言っちゃって地上人にご立腹の天上人。
指輪をもらえて健気に喜ぶジャイアンたちの姿が微笑ましくてホッコリしていたのに実はこの指輪が発信機になっていて着けたら外せない設定なところも怖かった。
最後に出てきた植物星からの大使が昔のび太たちが知性を与えて育てたキー坊だったことが分かる。キー坊の存在は知っていたので(めちゃくちゃ可愛かったから記憶に残ってたらしい)やたらと感動した。
今作では故障しておかしくなるドラえもんの姿も見る事ができる。これがまたなかなかクセになるのだけど、そんな頼りないドラえもんを連れてのび太くんが頑張る。なんだかんだのび太くんは面倒見が良い。
ぼくも絶滅動物保護州でフカフカの雲のお布団で寝てみたいなぁ。

おそらくのび太たち5人だけでは地球環境への取り組みなんてほとんど効果ないかもしれないけど、この映画を見た人たちが環境について今一度考えて、行動することができたらパルパルが地上に戻ってくる未来が1日でも早く近づくんじゃないかって思った。夢があるなぁ。考えさせられる。
山田

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