「大丈夫。
ただの映画よ」
女性が血だらけで鎖に縛られていました。そこへ大きなカナヅチを持った男がやって来ます。
それを覗いてみている人間がいました。
一方、トイレで吐いている女性がいました。吐くのは2回目。エリサは母親と電話で中絶手術について話しています。
その内、男性が車で迎えに来ました。車には知らない男女5人がいて、乗り合いのバンでそれぞれの目的地へ向かいます。
旅ブログを動画で撮りながら運転する男性、カップル、中年の医師、そしてエリサ。
彼らが仲良くなってきた夜、道の真ん中に山羊の死体が転がっていました。
事故に遭った5人がたどり着いたのは不気味な一軒家です。
よくある王道ホラーの流れなので、また?この設定?この演出?と思う観客が多いでしょうね。
悪魔のいけにえ、死霊のはらわた、ミッドサマー、キャビンなどを混ぜ合わせたような映画…そういう感想もストーリーが進むに連れて、この映画の狙いだと分かっていきます。
この映画はなぜか派手で明るい(赤い)と思っていましたが、ホラー映画をたくさん観ている人の期待を裏切る単なるB級映画ではありません。
有名ホラー映画のオマージュではなく、きちんと理由はある作りなので最後まで観て欲しいです(分かりにくいかもしれませんが)
ストーリーが分かりづらいので…分からなかったら意味不明なラストでパクリ映画という印象かもしれません。
内容は充分スプラッターなので、そこはご注意をしてください。
「名誉の三騎士に」