はる

裁かるゝジャンヌのはるのレビュー・感想・評価

裁かるゝジャンヌ(1928年製作の映画)
4.2
パリの下院図書館に保管されているジャンヌダルク裁判の尋問調書をもとに脚本が書かれたようです。
100年近く昔のサイレント映画ではありますが、登場人物の感情が表情で容易に読み取れる、ものすごくインパクトのある作品でした。

これを見ると、19歳のジャンヌに誘導尋問を行う神学者や法律家達の方が悪魔の集団のように見えます。
対称的にジャンヌには死の恐怖を乗り越えるほどの信仰心の強さが表れていました。


信仰を゙持たない私としては、なぜ神がイギリスではなくフランスに味方を゙したのか?という事がそもそも謎です。
もはや、ジャンヌが神のお告げを聞いたかどうかも、どちらでもいい事なんです。

それよりも、なぜフランス人があんなに彼女を崇拝するのか、それを確認したかった。
(リュック・ベッソンの『ジャンヌダルク』がパッとしなかったので💦)

この作品を見てそれがはっきりしたから見て良かったです。スッキリしました✨
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