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ビヨンド 4K レストア版のぷのレビュー・感想・評価

ビヨンド 4K レストア版(1981年製作の映画)
3.7
フルチ沼に嵌ってます。やめられない、止まらない。それがフルチ映画。

今回はルイジアナ・ロケが功を奏して、雰囲気抜群。湖上を走る一本道に、盲目の女性と盲導犬が佇むシークエンスは非常に幻想的だ。フルチにしては何とも格調高い作品に仕上がっている。

だからと言ってゴア描写に余念がないのがフルチのフルチたる所以で、冒頭から磔リンチに煮えたぎったコンクリをぶっかける残酷フルコース。その後も、解剖室の高所から硫酸が降ってきて顔面を溶かされたり、図書館でタランチュラの群れに舌を喰い千切られたり、少女ゾンビの頭部を撃ち抜いたらド派手に爆発したりと、とにかくインパクトのある画の連続で、ストーリーは二の次なんだけど、それがまあ楽しいのだ。

顔面を押し付けられて後頭部に釘がぶっ刺さる場面も、タメの時間がフルチらしい。『サンゲリア』での眼球串刺しもそうだけど、突起物が目前に迫ってくるギリギリの瞬間がいちばん怖いよね。
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