くう

聖地Xのくうのレビュー・感想・評価

聖地X(2021年製作の映画)
3.0
発想は面白い。地縛霊ものは、苦手分野(とても怖い。だから好き。)なので、ワクワクする部分もあった……

でもホラーというより世にきみょ系

https://www.cinemarev.net/entry/seichix.html

他のユーザーの感想・評価

みさ

みさの感想・評価

3.5
なんて美形の兄妹なの。
全然怖くない。
しっかり面白かった。
クー

クーの感想・評価

3.3
・演劇原作を映画に換骨奪胎できていませんね。セリフと演技がものすごく演劇的で説明的。
・聖地Xとは何だったのか?その謎と説明を解明することにはノータッチ。
・3人目を作る必要性をどう考えても感じられない。ここがどうしてもわからなかった。
・もっとも大きな謎は韓国ロケ。この内容だったら、別に日本でも問題ないのに。優秀な韓国スタッフと仕事してコネ作りたかったからかな?
・川口春奈のプールサイドでの謎踊りが最大の見どころかも。
・イキウメの演劇は観たいが、、
御社

御社の感想・評価

3.8
予告も見なかったのもあるかもしれないけど、想像してたのと良い意味で違った笑

ホラーでは無いけど不思議な現象が怒るミステリー?を解決する感じ

あと、ちょいちょいコメディで笑えた。

キョドるイケメンはいつ見ても良い
mika

mikaの感想・評価

3.8
予告みてホラー映画だと思い観たけど、ホラー感無く、コメディーでもなく、不思議なジャンルの映画だった。

韓国ロケの必要性感じなかったんだけどなぜ韓国だったんだろう…

川口春奈のダンナ役が
見たことない人で、有名じゃないのに主要人物役なんて凄いと
思ったらやっくんの息子で
ビックリしたのが
この映画の最大の印象。

とりあえず退屈はしなかったので
映画館でみてよかったかな。
irimaziri

irimaziriの感想・評価

3.8
ほぼなんの情報もいれずに鑑賞
かなり気持ち悪くてすごいおもしろかった、今までなかった感じ
2ちゃんで怖い話読むの好きな人は見たほうがいい
入江監督はシュシュシュの娘がそこまでハマらなかったこともあってちょっと不安だったんだけどすごいなと思った
鏡越し、コップの水の演出はもう「やってます!!」感すごかったけど笑
女の子にハイパーラジオ体操みたいなんさせるのなんの意味もなくやらせたいだけらしくてまじでただの性癖なんやろな思った、シュシュシュでもあったし
こういう役の真木よう子めっちゃ好き、、
つき

つきの感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

シネマンションで紹介されてて、そんなに変な映画なら観ようじゃないかと見始める。
ホラー?SF?、え、まさかの家族もの!
と観ながら何度か驚いた。
意外に緊張感が続いていて、気付いたら体がぼきぼき鳴ってびっくりした。

韓国に、亡くなった両親の別荘があり、そこに引きこもって生活している小説家志望の兄の元に、結婚相手の裏切りに傷付いた妹が転がり込んでくる。しばらく一緒に住むことになった二人。買い物に出かけた先、見知った後ろ姿を妹が追いかけた先、寂れた場所にある飲食店のトイレから、日本にいるはずの結婚相手が出てきた。驚いて逃げ帰るが、結婚相手は別荘までやってくる。帰れと兄が間に入るが、結婚相手は気がつくとここにいた、パスポートも携帯も持っていない、と言って食い下がる。兄と妹は取り敢えず結婚相手が出てきた店へと足を運ぶが、その店では不思議なことが起こっているのだと言う。その話を聞いている途中、店の持ち主である夫婦の妻が、店の中にいるにもかかわらず、外からやってきた。向かい合った二人はもつれ合いながらひとつに戻っていくのだったが、、、
人が増える、物が変質する、不思議なこの店はいったい何なのか、、、

びっくりするくらい面白かった。
この監督さんの「太陽」はちょっと苦手な話だったのだけど、これはとても好き。
変な話というのはおんなじだけど。
川口春奈さんってこんな女優さんなんだな。バラエティでしか観たことなかったので、びっくりした。真木よう子さんがいい。
結婚相手のひと、三人分?の演技をしていたわけだけど、主に出てくる二人が顔は同じはずなんだけど違う人間に見えて面白かった。
一部分を根こそぎ奪うと、こんなにも人は違う様相になるのかと。それが体現できるのもすごい。岡田さんのコミュ症な感じも板についてていい笑
私がみるのがそういう感じのが多いのかな。こういう映画も好き。
ハテナ

ハテナの感想・評価

3.8
予告観て、無理無理、ホラーは無理!
となったけど、そうでも無いらしい?という噂を聞き、観てきました

怖く無いけど、怖かった!

そして音楽、ダンス笑っ
よかったです

何でわざわざ韓国まで行くの?
と思ったけど、これは韓国でないと撮れないな

ラストの余韻がまたね…
入江悠からジャック・ターナーへのラブレターと言うべきか。
ここまで理屈でドッペルゲンガー現象を解釈しようとされると逆にワクワクするし、劇中の三組の男女がそれなりの距離感にも関わらずあっさり合流する嘘っぽさは好み。
ただ、この題材なら長回しを1回は解禁すべきだったのでは?
ドッペルゲンガー登場シーンとか、場面のテンションが持続しないのが難。

美点も勿論ある。
ボンヤリしてると見逃してしまうような細部なんだけど、川口春奈と
薬丸翔の「別れ話」シークエンスは相当良かったと思う。
まず互いの体躯がすっきり見えるサイズのショットからバストアップ、
真正面からの顔のアップと編集してくんだけど、必ず彼女の台詞に合わせて切り替わっていく。

関係を終了させようという彼女の意志を最後まで尊重してるかのような編集。
ちゃんと脚本と映る役者と役柄を好きになれてないと出来ないことだと思う。
あと、「編集」は映画に対して舞台が獲得し辛い強みでもあるから、差別化するという意味でも正しい判断だなと感じた。

入江悠、ちゃんと映画好きだなと。
この作家の映画、健闘ぶりがわかるだけで大体嬉しくなってしまう。
「変な映画をモノにしてやろう!」という野心も感じる。
ひらが

ひらがの感想・評価

3.5
劇団イキウメの戯曲映画化3作目。
『散歩する侵略者』『太陽』と比べるとあまり映像化向きに感じない印象の前半から後半は説明的ではあるが『聖地X』の本質を伝えられていたと思う。
舞台版はもう何年も前だったから詳しい内容は覚えていなかったが、コップから溢れた水の例えで朧げではあるが思い出された。
イキウメはベースがどれもSFだが、その中身が複雑に設計され舞台という背景変化の乏しい空間では人の言動に注意が向き、抽象的に暈した表現の中で過程や変化を咀嚼しカタルシスを得る。だから本作はどうしても無駄な着色が入っているように感じてしまう。
原作を観劇済のため比較という雑念が入ってしまっているが不思議な世界観によりのめり込んでしまう演出は欲しかった。
離婚覚悟で日本から兄の住む韓国の別荘に転がり込んできた妹がある日、追いかけてきた夫と遭遇。が、何かがおかしい…。不可解な歪みへの気味悪さと紙一重な笑いが巧妙に心理を突いてくるw
まあ全編韓国ロケな異国情緒は薄めやけど岡田将生のダメ兄がゲームや映画知識で緩く解明する展開は楽しかった。

人智を超えた現象やけどホラー的な怖さは全く無く、異国の地で呆気に取られ混乱する様子が奇妙で可笑しいwその極端な例として韓国らしい怪奇への対処、それをただ眺める日本人という一連の場面が歪さを煽るし、日本を舞台にするより得体の知れなさも増して良いかも。
割と昼間に訪れる不穏も逆に気味悪くて好きw

まあダラダラしつこかったりで緊張感はイマイチやけど、特に緒方直人や薬丸翔の真剣やけど微妙に他人事な感じとか気味悪くて良い。てか皆んな割とフワフワしてるのも不安感を煽るw
あと親の財産でぬくぬく暮らすダメ兄貴やけど妹のことは心配する憎めなさ、岡田将生のやんわり成長が応援したくなる可愛さでした〜

あと、たぶん初めて出演作を見たけど薬丸翔さん良いね〜程良い軽薄さと不気味な感じがなかなか掴みにくくて、何となく黒沢清作品に出てる時の東出昌大を思い出した。
お父さんのヤックンにやんわり似てる気もするけど〜そんなに似てないか。
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