≠MEだけが鑑賞の動機だったのが（でも冨田菜々風ちゃん以外はほんとうにほんの一瞬だけだった）、おもいのほか的確に現代の希薄さや臆病さや良心や距離感を観察する、よい群像劇だった。
自分と同じように、みんな頭の中であんなふうにぐるぐる考えているのかと思うと少し安心する。
つながりや関係性はスパゲティのように複雑からみあっているといほどでもなかったけど、「つくりあげた本人でもどう扱っていいかよくわからないくらい複雑にいりくんでしまった自意識」という意味ではスパゲティコードだったのかもしれないなあと思いました。
