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ONODA 一万夜を越えてのnanaのレビュー・感想・評価

ONODA 一万夜を越えて(2021年製作の映画)
3.7
「かつてフィリピンに終戦後何十年も残って戦い続けた日本兵が居た」という知識だけで見た。驚愕。

この映画を「長い」と酷評してる人がいたけど、「長い」と感じたならそれは正解だと思う。30年動くことのない戦争を続けていた人間の映画なんだから当然というか、あえて長く感じるように作ったのかなと。

小野田さんをどのように扱うかってめちゃくちゃむずい問題だと思う。ルバング島の人からしたら明らかにテロリストだし犯罪者。でも敵兵に「war over」言われて信じられないのも、何もかも工作だと思ってしまうのも納得。軍もないし、責任の所在というか、、、とにかくもっとその後を知りたくなった。


青年が連れ戻しにきた時、小野田さんが1人じゃなかったらまだ戦争を続けていたんじゃないかと思う。やっぱ。孤独は人間が1番耐え難い感情なんだなあ
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