Kyasarin

梅切らぬバカのKyasarinのレビュー・感想・評価

梅切らぬバカ(2021年製作の映画)
3.9
塚地武雅さんが自閉症の息子、共に暮らす母を加賀まりこさんが熱演。
宣伝を見て良さそう、観たいなーと思ってて、やっぱり良かった。
塚地さんの演技力。これは主演男優賞モノだと思う。もう忠さんにしか見えないのよ。たくさん勉強されたのだろうなあと言う印象を受けた。加賀さんも女優オーラが別な意味で抜けていて、ちゃんとお母さんだった。お隣の家族の森口瑤子さんと渡辺いっけいさんも良かった。子役の男の子、浦安鉄筋家族の子だよね??
障害者の家族を持つ生きづらさと、でもその中で見出す小さな幸せ。息子はやっぱりずっと幾つになっても息子。
わたしも忠さんとお友達になりたいしお母さんに占って貰いたいし、お家にお邪魔して記憶無くすまで飲みたい。
そして、馬かわいい。

ところどころ、「切る」という表現が入っていた。冒頭は髪、中盤は爪、後半は爪。切ってしまわずに上手く交わす行動も大事、という比喩なのかなとも思えた。
ちょいちょい実力派の方々出てきて安心感半端ない。

見てよかったなと思う映画でした😌
Kyasarin

Kyasarin