心が温かくなる映画。
50歳の障害者の息子(忠さん)と共に暮らす母親(珠子)の精神が、とても強いと思った。占いで遠方から来る相談者の相談にも乗れるほどのキャパ。
でも老いは精神の強さだけではカバーできない。「このまま2人で共倒れかな?」珠子のセリフがずしっと来た。そのセリフを言っている時と言った後の珠子の笑顔に胸がギューっとなった。神様どうかこの親子に味方してくれって。
一度グループホームに暮らした息子の忠さんだけど、心無い地域住民の反発を受けまた母親の元へ。
隣に暮らす家族の頑固な父も、いつの間にかこの親子の事を認めるようになり…未来が明るくなってきた?
世の中、何に対しても反対する人は居る。全ての人が同意できることってそうそう無い。でも、味方をしてくれる優しい人も必ずいるから、優しい世界で生きていかれればいいじゃんと思った。