まず、加賀まりこさんの声がとっても素敵。
どれもセリフとは思えない心のこもった声色。
年齢を重ねた人の落ち着いた声ってとても安心感がある。お母さんとして忠さんを見守っているというお芝居もあって、尚のこと感じられる暖かい声。
塚地さんもすごかった。見ているうちに忠さんのちょっとした変化まで見えてくるようだった。(不安が強くなると爪を噛み始める前に自分の顔を叩き始めたり。)
そういえば昔、裸の大将やってた時期あったんだよね?当時は興味が無くて見ていないけれど…
出てくる人がそれぞれ自分の都合を忠さん達に押し付けようとする。
言いたい事はわかるけど、言い方が皆ちょっとキツいと感じる。
問題が起きた時、責任の取り方や今後どう管理するのか!と責める人。
お互いに事情がある事にもう少し思いを馳せられないだろうかと思ったり、でも恐怖を感じたり、関わるきっかけが無ければ自分もこんな反応をするだろうと思ったり。
物語の終わりがあの形で終わるのは何も解決できてなくてそわそわする。
忠さんや、お母さんどちらかが倒れるまで今の生活を続けるであろうラストは、
現状では放置するしかないように思えてしまう。それは仕方がない事なんだろうか。
色々思うけれどモヤモヤしたままになってしまった。