うーぽん

ノイズのうーぽんのネタバレレビュー・内容・結末

ノイズ(2022年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

原作未読で鑑賞。
最後までハラハラして、目の離せない、先の気になる展開でとても面白かった。

キャスティングもよくて、特に松山ケンイチさんの演技にとても惹かれた。
排他的で結束の強い島の雰囲気もよい。

誤って死なせてしまった殺人犯の死体のみをどうにか隠そうとする話かと思いきや、死体が増えたり、町ぐるみで隠蔽しようとしたり、いろいろと驚きだった。

殺人犯もすごく危ない人だけど、町長やその秘書(もしくは副町長?)とか、さらりと出てくるヤバい人にもびっくり。

畠山刑事の言葉がところどころ突き刺さる。
"お前は何を守ろうとしてるのか?"
"消えゆく町の典型だ"
"これで幸せなのか?"

終盤の、「終わったと思うんじゃねぇ」というセリフは誰のだったんだろう?
畠山、それとも純?

メールからえっ!?てなったけど、まさかのオチまですごいと思った。
そして、たぶん圭太と加奈も気づいてたっぽいんだなぁと…

たったひとつのボタンのかけ違いが恐ろしいことになる。
雪玉が転がり落ちるように、どんどん大きく取り返しがつかなくなる。

真一郎がビニールを張っているところに背筋が冷たくなった。
嘘を突き通すのは、思った以上に難しい。

かさぶたは、いずれ剥がれ落ちるからかさぶたなんだよなぁ。。
うーぽん

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