既にタイトルで150点！声に出して読み上げたい。タイトル負けしない内容である事を期待したかったけど、観た後の印象は、まあ、普通かな…でした！すいません！
内容は「レオン」みたいな感じ？しかし、少女を守るのは、もはやくたびれたオッさんではない！石器時代の様な固定観念は捨てろ！そして男はみんないてこましたれ！という内容でした。
女性を主人公にした場合に良くある設定の男女間のドロドロの果てに殺人マシンへと変貌、みたいな設定余計なアプローチの無い、カラッと激しいSWSみたいなシスターフッド映画に徹底されておりました。かと言って無機的な訳ではなく、ヒューマニズムは母と子の切れることのない絆で担保されています。
劇中、敵のボスが女系家族で過ごす疎外感について、随分長尺で説明しでしたが、かくいう私も同じ環境で、やたら共感してしまった。そういう部分でいうと、往年の女性の映画の中の在り方を見直し、男らしさの敗北を描く映画でもありますね。
その辺りの演出も丁寧だった分、登場人物が多かったため、全体の掘り下げには至らず、結果中途半端になってしまっているのが残念。まあ、その辺は続編匂わせ感満載だったので、今後明らかになっていくのかな…？
アクションについては、アイデアが多分に盛り込まれ、そこそこ頑張ってる、いやかなり頑張ってると感じましたが、大体がこれまでの過去のアクション映画の何かのエッセンスを感じさせるものが多く、新鮮味に欠ける印象は否めず…
とはいえ、個人的にはカーアクション、ラストのスローカメラでのドリー撮影が大変好感持ちました。とにかく、年齢に見合わないミシェル・ヨーのアクションが最高。アイパッチ姿カッコよかったです。
