前半で何度か落ちる。 採点は自粛で。
2022年3月26日 TOHOシネマズ錦糸町オリナス/スクリーン5
思えば、ペキンパーは〝 ここぞ 〟という場面でしかハイスピード撮影をしなかった。
だからこそ、極めて暴力的な表現でありながらも、アクションシーンが《芸術性》へと進化して行ったのだと思う。
昨今の、CGの発達や撮影技術の進化に伴って、アクションシーンの凄さは疑いようがない。度々鑑賞しながら感嘆が漏れる。
でも、、、だからと言って、何でもかんでもハイスピード撮影やワイヤーアクションに頼ってばかりいると、それが作品としての《軽さ》にも繋がるし。ましてやこの作品のように、アクションとアクションの繋ぎの場面での、間延びした感覚は(作品の完成度からすると)致命傷にしかならないと言えるのでは?…とすら。