2024年初レビュー。
皆さま本年もよろしくお願いいたします。
年始一発目は大好きなシリーズのリブート版から。
ライミ師匠とキャンベルさんが制作総指揮という事でかなりハードルを上げて臨んだが、個人的にはアルバレス版に遠く及ばない出来と感じた。
オリジナル版に対してかなりホラー色を強調しているので、純粋にホラーとしてのクオリティは高い。
いつもの山小屋じゃなく古アパートが舞台なので玄関ドアの覗き窓を利用した恐怖表現とか、ターンテーブルで呪文が録音されたレコードを再生させたりと、かなりの工夫は感じられる。
…でも何か物足りない。
監督が真面目な方なのか、オリジナルのドタバタギャグ的な演出が皆無。
アホみたいに大量の血が出てくるシーンはあるが、何というか、「遊び心」が足りない気がした。
あと死霊共に反撃するまでが長いのでカタルシスが薄かったのも残念。
(アルバレス版もホラー色は強かったが、オリジナルへの愛情を強く感じた)
タイトルシーンのカッコ良さと、その1日前から物語が始まるという構成はなかなか面白かった。
それなりに良いところはあったけど、名作を冠したタイトルに正直名前負けしてしまっている。
イマイチ…!