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クレイヴン・ザ・ハンターのorange21のレビュー・感想・評価

クレイヴン・ザ・ハンター(2024年製作の映画)
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や、結構よかったですよね。少なくともモービウスやマダム・ウェブ、ヴェノムの2以降よりはよかったと思いました。楽しかったです。アーロン・テイラー=ジョンソンの単純ムキムキっぷり、ラッセル・クロウのイケてるロシア訛りの怖い演技、が、ちゃんとイケてるように見えてよかったのではないかと。モービウスだって役者は良かったんだ…。

結構惜しくて、あとひとさじできが良かったら凄く評判になっていた可能性ある。R指定の少しグロい戦闘描写に合わせてもっとダークにしてしまえばよかったかもしれない。このキャプテン・アメリカぐらいの感じというか、銃に撃たれたり車に轢かれると死んじゃうんだけどメチャクチャ運動神経良いし普通の人よりかなり頑丈、というラインのアクションが見ていて結構たのしく、グロ系のリアリティラインにも相性が良くて見ていて楽しい。

コミックだとクレイヴンはスパイダーマンをハントしたあとスパイダーマンに扮して活躍することになるのだが、多分映画の制作者はそれを睨んでスパイダーマンへの類似性をもたせたアクションをやらせている。監督は続編でそのあたりの話をやりたいと言っていたし、ソニーのスパイダー映画がディスコンというニュースはあるのだが、なんとかもう一本作らせてやってはくれないだろうか。カメレオンのくだりにはあんまり興味はおきないが、sonyが恐れずにパラレルワールドでいいからトムホのスパイダーマンを出していただき、そしてちゃんとクオリティコントロールをして傑作に仕上げれば今からでも二本目がヒットする目はあるのではないか。
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