聴覚障害者の女性が殺人鬼に追い回される一夜を描いたスリラー。
このプロットを最大限に活かすべく、いろんな工夫が施されていてよかったです。社会的な視点もあって、弱者の声はなかなか届かないことや、男性の意見が尊重されがちなこと、世間の無理解・無関心な風潮などがよく表されていました。
ただ韓国映画あるあるの「警察が無能」という点が、少なからず気になってしまったかもしれません。何度も心の中でツッコんでしまいました。
『チェイサー』ばりの追いかけっこは流石の迫力。クライマックスの展開もお見事！
総じておもしろい韓国スリラーでした。
