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四万人の目撃者のsayuriasamaのレビュー・感想・評価

四万人の目撃者(1960年製作の映画)
3.8
人気選手の突然死。陰謀か、それとも...

ここ3日はシネマヴェーラ渋谷に通ってました。1日で固め打ちできればいいのですがね。日程が厳しく...

あらすじ:試合中に人気野球選手が急死した。彼の死に伴い、レギュラーに昇格した矢後(杉浦直樹)に疑惑の目が向けられる中、謎が深まっていく..

ストーリーはドキドキしますが、起伏があるわけではないので途中眠ってしまいそうでした..最後のオチはまあ想像通りにパリッと上手くいってましたが謎解きパートは佐田啓二の冴えすぎる推理に?になりそうでした。
伊藤雄之助は飄々としたデカでアクセントになっていました。葬式でファンのふりして球団関係者の話に首を突っ込むも選手の顔がわからず冷やかしだとすぐバレるとか。この2人のコンビネーションはなかなかよかったなあ。
といってもいちばん迫力あったのは岡田茉莉子かな。目がドアップになったカットとか、強気で佐田啓二に向かっていったり。謎の女の雰囲気満点でした。

でも、サスペンスな刺激は少なくって、ちょいともの足りなかったかも。

おまけ:本作に限っては、友人がめんずらしく名画座に興味をもったらしく、その人の付き添いも兼ねていました。(その人は一人ではとても観に行けない立地だと主張していた)まあ、シネマヴェーラ、施設もラインナップも好みなんですが、何せ立地が円山町なんでね(笑)ある種のホテルまるけなんすよ。まあ、bunkamuraの辺りまでは普通の雰囲気だし、その後ろは超高級住宅地っていうのもね...
友人はわりと中井貴一ファンで(笑)機会があれば佐田啓二映画には付き合わされるかもな...
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