砂糖菓子の弾丸

3つの鍵の砂糖菓子の弾丸のレビュー・感想・評価

3つの鍵(2021年製作の映画)
4.0
見応えあった。すごく疲れた。

特に認知症の隣人に娘がイタズラされたのではという妄念に取り憑かれた父に焦点を絞る。あの人を擁護するつもりはないがただ、ああやって固執してしまう気持ちはわかるんだよな〜わかる。そしてそれにより一人暴走して孤立してしまってる感じも身に覚えがある。あイタタタ。

考えを変えること、執着心を手放すこと、は持ってる性格もあるし人によってとても難しいんだよな〜。特にこのような「疑い」に関しては。しかしこのタイプ、生きづらいよな〜。

10年間ずっとこれにとらわれてるなんて時間がもったいないし、辛すぎる。ほんと〜に、解決して(?疑惑が晴れて)よかったよね。
認知症の人に預けるのどうかと思うけれどね〜。そもそも選択を間違えたよね。で↓監督の

「親であっても、やっぱり間違いは必ずすると思うのです。だけど自分がとってしまった行動、親としての自分がとった決断ないし行動のもたらした結果というのも含めて、責任を負うということはどういうことなのか、なんなのかというのをこの映画でやりたかったのです。」というお話、これが全てだと思う。