砂糖菓子の弾丸

靴ひものロンドの砂糖菓子の弾丸のレビュー・感想・評価

靴ひものロンド(2020年製作の映画)
4.0
うちの家族も、めちゃくちゃです。

父母お互いに狷介だったな。最後のアレは、いいね〜。自分もやりたい、やるならあれほど盛大に。辞書の線引きのところ、そんなの酷すぎる‥「荒廃!崩壊!衰退!」名付けソレ辛え〜!😂と思いつつも、笑っちゃった。そして後々、「辛い」の意味が変わった(笑)でもね、それだけ信用なくなっちゃうんだって。全部疑っちゃうよ。わかるわかる。なにしろ、父親の開き直りっぷりが凄い‥話せば理解してもらえる、そう言う次元じゃない感覚の違い。これまでもよくやってきたよなぁ〜。?

【整理がつかないまま百花を観て、鑑賞後直ぐとは、書こうと思ったことが少々変わった。長澤まさみの役が言う「親だからってずっと正しくいられるわけじゃない」とセリフに得心が行ったから。】

終盤父母のキッチンでのシーン、母が吐いた台詞が本心なのだとしても、(少々ショックだったけど)この結末の元凶はどう考えても父親で、なので父親は論外として、母と子供それぞれの立場で考えてみたけれど。母の気持ちもわからんでもないんだ。子供のおもいも当然わかる。(自分の両親を思い出す。)どっちがっていうのは難しい〜

鑑賞後直ぐはただ、子供を巻き込むなよ〜と思ったけれど、母親だって一人の人間であり一人の女だしね。もちろん「親」なんだけれども‥。自分が子供を持ちうる歳になったから、思えることでもある。でも、あれくらいのまだ幼い頃に母親から「女」を感じるのはちょっと、嫌だよね。経験アリ。  

うちだけじゃなく他にもめちゃくちゃな家庭があるんだなと思うと心強く思えた。

人間ってそんな単純じゃない