水如

ニトラム/NITRAMの水如のネタバレレビュー・内容・結末

ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

精神的におかしい青年が銃を使って無差別殺人するまでの変化を描いている。
主人公がハンドルを急に切って遊ぶのが腹立たしい。結果的にヘレンが死んで、彼は寝てたと嘘をつく。
無免許でずっと運転していたり、無免許で銃が買えたり、ヘレンが死んだあともヘレンの家に住んたまり、大金を手に入れて、主人公はかなり自由にやってる。
主人公が父親を殴りつけて、これも結果的に父親が自殺することになる。
無差別殺人を起こすまでの間に、幸せな道を選ぶ多くのターニングポイントがあったのに彼はそちらを選ばなかった。
無差別殺人の目的は自分の話を聞いて欲しいからなのか、自殺せずに射殺もされずに終わっている。
父親が購入したかった家を手に入れた老夫婦は、なにも悪いことをしていないのに犠牲になった。タイミングが悪く欲しいものが別の誰かに先に購入されることなんてよくあることでしょ。
ラストに、この事件の後に銃規制が厳しくなったが、あまり守られていない、とクレジットが出たが、別にそういう銃規制の必要性を訴える話ではないでしょって思った。
水如

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