一足先にやっと鑑賞…
これだけは言える、絶対映画館で見るべき作品。
(できれば音響が良い映画館)
観客に理解させようと作っている映画じゃなく、観客自身の潜在意識みたいなところに問いかけてくる作品だと思う。
個人的にはピピロッティの展示作品に似たものを感じて、まどろみながらもところどころ鋭さのある映像を見ることで、自分も何が本当なのか、幻覚を見ているのか、映像の世界と一体化するような感覚。心地良いながらも、爆音が定期的に響くことによって不穏な空気がずっと漂ってはいる、、、
音を介して他人と繋がり、前世や来世と繋がり、映像に依拠しているようで、実はそうではなく、同じ場面の長回しでこちらの想像力を共生的にフル回転させる、めちゃめちゃ音の映画です。
時代や場所にいい意味で左右されないというか、揺らがないアピチャの個性が今回も全面に出てたなぁ、、、凄い。