Tom

わたしは最悪。のTomのレビュー・感想・評価

わたしは最悪。(2021年製作の映画)
4.2
それは”本心”?誰しも世間の目に翻弄され理想と現実の狭間で生きている。ダメな時は折り合いを付けて前に進む。彼女の正直な表情と選択が共感を呼び観客の人生の選択を想起させ,その全てを肯定してくれる人生讃歌。自己表現の延長で表現の自由を問う社会性も見事。大好き

音楽,演出,撮影全てが素晴らしい。章立ての構成も人生を巧く体現していた。彼女も勿論よかったが,『サマーフィーリング 』にも出てたアンデルシュ・ダニエルセン・リーも最高だった。可哀想な役で彼の右に出る者はいない。『ドライブマイカー』がなければ本作が国際長編映画賞を受賞していただろう
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