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わたしは最悪。のsahoのレビュー・感想・評価

わたしは最悪。(2021年製作の映画)
4.5
ユリヤの等身大の美しさ。オスロの街並み、音楽、ダンス、煙草、酒。
母、祖母、曾祖母と祖先を遡って30歳を比べる演出が面白い。女性にとって30歳というのは、生理的にどうしても決断を迫られる節目。どんな道でも自分の意志を持って選んだならきっと素晴らしい。
ある朝、彼がコーヒーを注いでる間の決意。
たとえ不満があっても、一瞬でも好意を持った相手に「君は人生の恋人だった」、なんて言ってもらてるなら、それはそれでいいのかもしれない。
最後にマスクを持ってくるあたりも現在と地続きな感じがあってよかった。
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