Anna

わたしは最悪。のAnnaのレビュー・感想・評価

わたしは最悪。(2021年製作の映画)
3.7
自分より他人の方が自分を理解していたりするんだけど、でもそうやって言葉で定義づけられることで、その人が私に投影するイメージに自ら寄っていってしまっているような気もして嫌だ。それで、自分の可能性が抑え込まれてしまっているんじゃないかとも思ってしまう。きっとそれは劣等感でもあって。行き詰まったら関係性を断ち切りたくなるのはすごくわかった。けど、そこで解放されるわけではなく、納得したつもりでも違和感はまたやってくるし。風景はすごく澄み切っているのに、ずっともやがかかっていた。でも、環境や人間関係の変化であの時否定したかったことが、腑に落ち、素直に向き合えることもあり、それがきっかけで過去の経験が財産になったりする。これが自分を守るためのユリヤの生き方。決断を探しながらまっている感じ。感情はひとつじゃないから、ひとつの言葉には当てはめられないよね。だよねっていうバカみたいな感想、
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