aimo

わたしは最悪。のaimoのレビュー・感想・評価

わたしは最悪。(2021年製作の映画)
4.5
30歳を迎えた女性の自分探しの物語。アイデンティティを確立できず、恋愛、キャリア、家庭など、さまざまなことに悩みや葛藤を抱えながら、それでも前向きに生きていこうとする一人の女性の姿を描いている。

最初は少し退屈な映画かな、失敗したなと思ったが、時間が経つにつれ、物語に引き込まれていった。主人公の女性が素敵だった。また、章立てのストーリー展開にしていることによって、比較的長いの映画ではあるが、冗長さを感じさせない。

人生100年時代を迎え、青年期特有のモリトリアムの期間が30代になっても続くのだろう。「多様な生き方を選択できる人生、しかも長い・・・」を生きるのもしんどいかもしれない。様々なメディアが氾濫している今日、生き方のロールモデルが多すぎるのかもしれない。

良い映画。おすすめです。
aimo

aimo