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わたしは最悪。のsahoのレビュー・感想・評価

わたしは最悪。(2021年製作の映画)
4.0
自分の中にある、世界にちゃんと参加できていない感覚。
それを何とかしたくて、もがいているとき、満たされたような気持ちにさせてくれるのが恋愛だ。
だけど、もちろんそう簡単には埋められなくて、その焦燥を不用意に相手にぶつけて、傷つけてしまう。足りない部分は、新たなときめきで補おうとする。

そんなサイテーで、自分が見えてない、そのくらい自分に一所懸命な感覚に、確かに覚えがある。ありすぎて嫌になる。

いつになく主人公にイラつくのは、そこにかつての自分を見るからなのか、それとも今もなお自分にはそういう部分があるということなのか。怖くて考えたくない。
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