The Greek Film Festival にて。

ギャングの端くれ青年ヴァンゲリスが足を洗ってまともな仕事に就こうとするも、彼の過去がそれを許さず。

周囲の目は厳しく、逃れるように結局妹とその恋人ペドロの家に居候するのだけど、それがまた人生を狂わせる……

居候になっている弱みもあるからか、ヴァンゲリスは嫌々ながらペドロの言いなりになるんだよなぁ。
まっとうな生活と仕事を得たいならそこはきっちり線を引かなきゃならないはずなんだけど、ペドロが怖いからね、簡単にはいかない。

さらに、今までなかなか得られなかった敬意とまとまったお金を得られるということでヴァンゲリスはズルズルと。

彼はもうこの世界でやってくしかないんだろうか…希望があるような無いような終わりかた。

犯罪者の社会復帰の難しさを当事者のメンタルの状況とともに描いた映画かな。