私の備忘録

ブルース・リー/死亡遊戯の私の備忘録のレビュー・感想・評価

ブルース・リー/死亡遊戯(1978年製作の映画)
4.5
ブルース・リー師が生前に撮り終えていた格闘シーンの素材(本作では10分少々…)を生かすため、そっくりさんや過去作品からの映像、驚くことに師匠のリアルガチな葬儀映像までを挿入して作り上げた作品。

はっきり言って、映画の質がどうとかを論じるべき作品ではありません。(笑)
1978年当時の技術では、これが限界であったし、同情すべき部分もあります。

私的には、映画として未完であった「死亡遊戯」の映像(どのような形であったにせよ、笑)を目にすることができたという点を評価したいと思います。

元々は主人公がさまざまな格闘技の達人と闘いながら、塔の中を上がって行くというものでした。そこに師匠の武道哲学を盛り込むことを、今から半世紀前に構想していたことにワクワクします。

*****ここから先は"Bruce Lee in G.O.D"、"A Warriors Journey"、"Game of Death REDUX"と"The Final Game of Death"を加えたレビューです*****

それでも陽の目をみることなく眠っていた「死亡遊戯」の撮影済(NGテイクも含め)素材を復活させるべくして再構成された上記作品たちは、師の意図していたところに近いであろうというところが評価できます。
中でも2023年に各種Blu-rayでリリースされた"Final"は、恐らくこれで「撮影済みテイクはすべて世にリリースされた」と理解出来るほど未公開映像を盛り込んでくれました。

未完で終わった「死亡遊戯」でしたが、
ブルース・リー師はどのような構想を持って作品を作ろうとしていたかが伺えるという点を総合的に評価し、スコアといたしました。
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