Violet

かもめ食堂のVioletのレビュー・感想・評価

かもめ食堂(2005年製作の映画)
5.0
フィンランドに実在するかもめ食堂、行ったことあるんです🇫🇮
その時はトナカイカレーを食べました🍛笑
たった1週間だけどフィンランドに旅行したことがあるのでその大切な思い出と相まってすごくよかった〜。
フィンランドではスーパーのレジでさえも定員さんがHey!って声かけてくれて、こっちもHeyhey!って返すんだよ☺️
その小さなやりとりがすごく温かいんだ〜

何か大事件が起こるわけでもなく
ゆったり、まったり、
でも小さなほっこりが数え切れないほど散りばめられていてわたしは飽きることなく楽しめた。
プールで泳いだり、合気道を継続したり、サチエの健康的な暮らしぶりも見ていてとても気持ちが良い。
優しくて丁寧なフィンランドでの暮らしを垣間見られるような素敵な作品でした。
見終わった後は一言。
お腹すいた!

▼キャスト
小林聡美、片桐はいり、もたいまさこ。
絶妙!最高!
役だっていうことを忘れて見入っちゃった。

▼マサコの洋服
とっても素敵だった〜!マリメッコの服って絵柄派手なのに上品で年齢問わず着られて素敵ね〜。もたいまさこ似合ってた!!

▼好きな台詞
・コピ・ルアック
人にコーヒー淹れてあげるときこれからぜーったい使うもんねこのおまじない。
・ガッチャマンの歌を完璧に覚えている人に悪い人はいませんからね。
・コーヒーは自分で淹れるより人に淹れてもらう方がうまいんだ。
おにぎりも然り🍙わかる。
・ずっと同じではいられないものですよね。
・いいわね。やりたいことをやられていて。
・知ってるようで知らないことって、結構あるんですね。


以下少しネタバレになるかも。














▼マサコの旅行カバン
「荷物早く見つかると良いですね。大切なものも入っているでしょうし」
「大切なもの。何か入っていたかしら。」
両親の介護に人生を費やしてきたマサコは自分の大切なものや時間の過ごし方さえもわからなくなっていた。
旅行の荷物はなくなり、森で拾ったキノコも気がついたら落としていた(自分にとって何が大切かがわからないマサコはすぐにものを失くしてしまうし、失くしたことに対してもとりわけ何も感じない)。
そんなある日やっと見つかった旅行カバンを開けると中身が大量のキノコに変わっていた(幻覚だろうけど)。
カバンの中に詰めた荷物は、森で拾ったキノコと同じようにマサコにとって大切なものではなく、かもめ食堂で過ごす時間こそが今の自分に必要なものだと気づいたということを示唆しているのだと思う。
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