このレビューはネタバレを含みます
『村』シリーズ3作目。
双子が忌み嫌われていた過去にあった悲劇が因縁として襲いかかります。
恐怖ポイントの見せ方や演出がよりキレを増しているように感じました。
前作の樹海村と同じで主人公が「双子」であり、自分の血縁に訳ありな方がいるストーリー展開でした。
導入部が心霊スポット配信から始まるのはもうこのシリーズのお約束ですよね。コメントしている人にも何か意味があるのかと名前とかコメントをつい食い入るように見てしまいました。
舞台のひとつとなる心霊スポットの坪野鉱泉が恐怖を掻き立てていましたが、牛首トンネルの方は思わせぶりで何もなかったですね。
てっきり後半で祠に供物を捧げるとか何かあるのかと。
地蔵の首、シンクロしている腕の傷、狂い出すピアノの音と「依り代」というキーワード、鏡、水たまりに……と怖い要素は盛り沢山。
透明なエレベーターはこれ恐怖ポイントの中でも見せ場になりそうと予想しましたが、ビンゴでした。
ちょっと場面転換が唐突というか、ワープしたり時間軸が歪んだりするのはお地蔵さんパワーという解釈で良いのでしょうか？
犬鳴村から密かに連続登場しているモブキャラがいるのですが、あのキャラらは何者なのでしょうか？ そちらもそのうち明かされそうですので、今後の展開が楽しみです。
しかしほんと、ひとりぼっちは寂しいですよね。
