このレビューはネタバレを含みます
視聴中に「富山のなんちゃら〜」みたいな流れになって富山は東北ちゃうやろっ！と憤りましたが，ポスター見返したらちゃんと北陸最恐とありましたね．私の勘違いで深く反省する次第です．こんばんわ三遊亭です．
当然ながら第四弾もございましょう．次はいよいよ次は上九一色村ですね．サティアン内で行われた人体実験の犠牲者の呪いが麻原一家を恐怖のどん底に叩き落とす！いやぁ楽しみですねぇ．
ちょっとモヤッとが溜まった作品でした．畜生腹と忌み嫌われ，七つになる前に捨てられた双子の片割れ達の怨念の行き場はどこだったのでしょう．本作において呪い殺されたのは，件(牛だけにね)の廃病院に踏み入れた人々．そしてその廃病院と忌み児が捨てられた縦穴は霊的につながっているようでしたが，では廃病院から怨念漏れて呪いが拡散して良かったのにと，とても勿体ない気がするのでした．
勿体ないといえば真相を単純に見せちゃうのも謎が解かれたときの快感を放棄したようで勿体なかったです．そのことに関しては，奏音さんは何もしていないですよね．自分の意思とは無関係に起こった出来事が見えたり見せられたり，で．あれですか．メインターゲットの阿呆な中高生にも分かりやすくって配慮ですか．それはそれで問題がある気もいたします．
「しおん」の双子の片割れは「みおん」だろってツッコミもしばしば(いやあんたそこまでの雛見沢のファンちゃうやろって一人ツッコミを入れる呼延灼でした)．これは漢字表記を見てなるほどと思った次第．詩を奏でるのですか．♪七つまでは神様の子ぉどですかでぇぇぇん♪
香月蓮に好感憶えた人はいらっしゃいますか．彼氏気取りのウザ絡みしたあげく、ヤバいからって一人尻尾まいて逃げ帰る．なんだおまえ．死んでくれてよかったですけど，どうせなら顔の骨格が歪む位の恐怖を味わってから死ねば良かったのに．
蓮とは対照的に私の中で，綾子ちゃんの中の人「芋生悠」さんは好感度アップアップアップでありました．貞伽椰に匹敵とまではいきませんが，本作の恐怖を体現した人として大いに評価されべきでしょう．その体当たり演技は３月11日に開催される日本アカデミー賞の助演女優賞を受賞され・・・えっエントリすらされていないですって．かぁぁこれだから邦画ってやつは！
魚津駅の豪雨．あれ偶然ですか．「豪雨来るんだってー，ウヒョー最高じゃん，撮影続けるにきまってんじゃん」って感じですか．実際できあがった絵はグッときました．清水崇持ってますわなぁ．
で３部作．樹海＞犬鳴＞＞牛首，であります．コトリバコ強し！
