このレビューはネタバレを含みます
清水崇の村シリーズ第三弾。
今度の村は牛首だ!
牛首と云うと怪談好きには「くだん」が有名ですが、本作では密接な関係はありません。(幻覚としての描写のみ)。
モデルとなったのは坪野鉱泉とその都市伝説。実際に現場でも撮影されたそうな。(「怪談新耳袋殴り込み」でもチャレンジされていたような気も…(未確認)。
映画初出演で初主演でしかも二役をこなしているkokiはとても堂々とした演技で、まったく問題なかった。すごいです。
気になったのは不自然なスタイルの良さぐらい。
寧ろ彼女の存在がなければこの陳腐なホラー映画は成立すらしなかっただろう、と云いたくなるほどホラーとしてはイマイチで、新鮮味も感じなかった。
怪奇現象を画面の見切りやガラスの反射で描写するのは巧いなとおもえたけども。
あの廃ホテルと村はどんな関係があったんですかいのぅ? と、基本となる情報すらよく判らない。
いちばんの謎は、あの夫婦の娘がkokiだと云うことなのだが。