「村」シリーズの中では「犬鳴村」「樹海村」に比べると映画として「まだマシ」と思えるような作品。
これまでの2作品同様、全くもって怖いと思えるような作品ではない。3作続けて同じような感じなので「ホラー映画」として捉えるのではなく「都市伝説を使って不気味な雰囲気だけを醸し出すだけの映画」として捉えたほうが良いのかもしれない。
ストーリーは一応纏まりはある。「樹海村」みたいになんかもうごっちゃごちゃで何が何やら訳わからん状態にはなってない。見やすいといえば見やすい。
前半は「見せ方とか結構面白くなりそうやん！『村』シリーズ3作目にして面白い映画かも！」と思ってたんだけど後半で一気に失速。結局は前2作品と同じ様な出来栄えに…。
それでも序盤の心霊描写とは良いじゃんと思えるような見せ方があったり、序盤のストーリーは良かったので光る物はちょっとだけだけど感じた。
「樹海村」の國村隼とか今作の麿赤児とか居るだけで「何かが起こりそう」な人を配置するだけで特に何も起こらないのめちゃくちゃ勿体ないと思うんだが。
