え？なんでこんなに評価低いの？びっくり。そりゃあ、まじめな映画じゃないよ。ツッコミどころも一杯さ。ヒロインタフすぎだし。夫用意周到すぎだし。でもあそこまで準備したら普通自分でも見たいだろ。その場面を、とか思うし、って文句ばっかりいってるけど。いいんだよそんなことは。十分面白いじゃない。拾いものって言ってもいい。半裸の美女が雪と氷の中を、悪人の手を逃れようと逃げまどいながら反撃する。こういう志の低いＢ級アクション映画が好きなら、これを見ない手はない。しかも、限定された空間で、限定された人物を、とても巧みに出し入れして、時に笑いさえ誘いながらも、要所要所ではハラハラさせて、びっくりさせて、ところどころ、拳を握りしめて、うわあっと叫ばせてくれる。みごとなスリルライド映画ですよ。なんか制作態度が悪とかで一時消えかけてたミーガン・フォックス、ここのところ復活気味で、徹底的に身体張ったアクションとサスペンスとみなぎるファイト。色っぽさよりもその強さに一票入れたい。いや、これこそ映画ですよ。というか、こういう映画はこれでなくちゃ、ってことで。ベスト１０に入らないけど、大満足の一本になると思います。
