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十字架の男のアノのレビュー・感想・評価

十字架の男(1943年製作の映画)
4.6
まるでチヘイーゼ『戦火を越えて』のような(いやチヘイーゼがロッセリーニに迫っていたと言うべきなのだが)恐るべき戦争映画。超傑作。
過激な戦闘描写(ラストの火攻めの壮絶なこと!)の果てに神父が主人公でありながら信仰は誰も救うことなく、唯一仲間を射殺した狂信的な兵士の魂にのみ安息をもたらす非情さ。震えた。
ラストの進軍で馬群が駆けるショットがあり、うっかり痺れる。
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