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春原さんのうたのyyyのネタバレレビュー・内容・結末

春原さんのうた(2021年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

大切な人を失っても変わらず過ぎていく時の中で生きる沙知の姿に胸がじんとした。

生活に風を通して、湯を沸かしてお茶を飲み、仕事をして、淡々としながらもふとした時に思い出して手が止まる。
現実で同様のことが起きた時の受け止め方や乗り越え方ってきっとこういう日々だよなと。
おじさんおばさんのお土産のどら焼きは春原さんの分だったのかな。
そういえば部屋の全体像が見えなくて、もしかしたら小さな仏壇があったりしたのかな。

沙知が電車で東直子さんのとりつくしまを読んでいてうれしくなった。
春原さんはとりつくしま係に何を望んだのだろう?

舞台挨拶の時、監督が「僕の映画に東直子さんの世界を入れたのではなく、東直子さんの世界に僕が入れてもらってできた映画」と話していた。
裏テーマの一首は感服。
パンフレット買うとより楽しめます。
余白が多くて、いろんな人と感想を話し合いたい映画です。
座り心地のいいソファで、もう一度観たいな。
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