方丈記的な世界観を、1910年あたりのアメリカモンタナ州の牧師家庭に見る。
2、３年前からフライフィッシングを見よう見まねで始め、この映画を再び観なければと思っていたのだけど、少し齧っているくらいなだけでも映画への没入感が以前とまったく異なる。
フライフィッシングは知を使うスポーツ。まるでジャズの即興演奏のようでもある。
ある状況全てのことを瞬時に判断し、脳と体の引き出しから適切なものを選んで使い、魚の動きを予測して動く。本能が研ぎ澄まされるスポーツだと思う。
ブラピ演じる弟の感性と、どこか危うさのある性格、釣りのスタイルがとてもマッチしていた。
