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日蔭者のyusukepacinoのレビュー・感想・評価

日蔭者(1972年製作の映画)
3.6
ムーディー。安定の面白さ。
鶴田浩二の「傷だらけの人生」「男」に次ぐ歌モノ第三弾。
跡目相続問題からの揉め事というお決まりのパターンだが哀愁漂う「日蔭者」がかなりいい曲で山下耕作の演出も冴えていてかなり好きだった。粋な台詞の数々と共に沁みる。達者で暮らせよ。
内田朝雄はこちら側で天津敏がボス。暗躍しギラつく待田京介が肝。ちょっと珍しい加賀まりこも役に合ってたと思う。ラストの斬られた後の天津敏がもはや顔芸レベルだった。ぶらっと助っ人に現れた池部良が喀血してあっさり自滅して辛かったな。
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