深海層からの石油採掘を進めていた石油会社の調査チームは、ある日、採掘現場で謎の生物を発見する。研究室で孵化したその生物は、姿を変えながら凶暴に成長していき…というストーリー。
海上油田基地を舞台に、未知の生命体が人間に襲いかかるモンスターホラーです。
南氷洋上に浮かぶアメリカの油田採掘基地ゾートロンでは企業が掴んだデータをもとに未知なる巨大油田を発掘すべくジェイク達クルー達が日夜過酷な採掘作業に従事していたが、ある日、掘り出された汚泥の中に奇妙な形をした石を見つけたクルーが手を伸ばしたところ、奇怪な怪物に腕を噛まれ、怪物は始末されるが男は苦しみぬいて死んでしまう。地質学者スコットは石について調べ、それが何百万年も昔から深海で眠っていた生物の卵だと判明するが、という内容です。
80年代に制作された海洋版「エイリアン」なモンスター映画です。奇妙な石は怪物の卵で、そこから生まれた怪物に逃げ場のない海上で追い回されて殺され、犠牲になったクルーの体内で怪物が成長していく、企業から派遣された管理職は怪物の存在を知っていてそれを持ち帰ろうとする、という具合に臆面もないパクり具合を見せてくれます。
本作の怪物はまず、ウナギみたいな幼生体(黒いチェストバスターみたいでもある)→卵の殻や怪物の毒で狂人になったクルー→成体と変化には富んでいます。序盤のドッグの汚泥の中からいきなり腕に噛みついてくる幼生体はちょっとインパクトありました。ただ、レンジみたいなので暖められた卵から怪物が孵化するまで時間かかりますし、中盤は狂人化したクルーとの戦いに割かれていて、肝心の成体との戦いの時間が非常に短いです。登場したと思ったらあっという間に倒されちゃった印象。モンスターのグロテスクな造形のクオリティは良いんですが、登場してからは怪物の主観視点で主人公達追い掛けるシーンが多いですし、画面が暗かったり赤いライトが点滅したりしていて怪物がシルエット状態でまともに姿が見えるシーンが少ないのも残念ですね。DVDで鑑賞しましたがそれでも暗いのでVHSだとほとんど見えなかったんじゃないか(笑)TVMとして製作されたからか途中でCMが入る感じのフェードアウト多かったですし、ゴア描写もないですし、狂人になったクルーが女性クルーをレイプするシーンも直前で暗転したりしてエロ描写もないです。襲われた女性クルーの体を突き破って怪物が姿を現すシーンを壁に映ったシルエットで表現する所はまんまザ・たっちの「幽体離脱～！」で笑ってしまいました。このシーンは逆にインパクトあったかも(笑)
ただ、そこに行きつくまでの話が特に面白いわけでも無く、クルー達が殺されていく所も盛り上がる演出されてるわけでも無いのでダラダラと進んでいった感じですね。クルーの数も追い割にはあんまり犠牲にならなかったし、ほとんどいる意味ない人もいましたね。というか、最後の戦いの時には4人くらいしかいなかったけど、他のクルーは全員あんな戦いしてるのに気づかなかったのか。
最後の戦いも怪物の動きが非常にゆっくりなのでスリルとかを感じられなかったですね。後、怪物の唸り声とかも音あててるんじゃなくて中の人が「グオー！グオー！」みたいに直接唸り声だしてるのでちょっと笑えて来ました。本当怪物の造形は良かったんですが。
基本的につまらない「エイリアン」フォロワー作品でオススメはしないですが、個人的にはこの年代の作品の空気感とかなんか懐かしさ感じて嫌いにはなれない作品だたかな。

ほぼリドリー・スコットの「エイリアン」
舞台を宇宙船からタンカーに移しただけですが
クリーチャーデザインが割と良くそこそこ楽しめます

鑑賞してフィルマークスに追加申請したのが結構前なのであまり内容は覚えてませんが
タンカーで何かを吸い上げてしまい事故が起き
その吸い上げたのがサラマンダーのなんかだったような…笑

【感想】
もろチェストバスター(エイリアンの人の体から飛び出すやつ)みたいなやつ出てくるし
エイリアンもろパクりと言われればまぁそうなんですが

ラストの攻防戦含め割りと主人公達がまともにサラマンダの特性を考察しながら攻防を繰り広げていて楽しめました

クリーチャーデザインも割りと良くできているのですが
まぁ、姿を露しだすのが夜なのでVHS で鑑賞する分にはなかなかに視認しづらい箇所もありそこが少し残念だったかな…

だからディスクで 出してくれ

最後に作品追加ありがとうございます

色々と問題のあるメーカーだが有難い事にDVDがリリースされた為感謝の意を込めてDVDを購入したが、VHS画質が(おそらく)AIで補正されていて、このメーカーは映画に対するリスペクトが本当に無いんだなと感じた（商品ページで既にAI質感が強かった）。内容は思ってた5倍はつまらないクリーチャーもの...というかほぼほぼ「エイリアン」で、それなのにキャラクターの心理描写に長けているわけでもなく、ダラダラと殺された、あいつが死んだ、を繰り返すくだらない話。肝心な「サラマンダ」も全くと言って良いほど姿を見せず、登場が暗い夜のシーンな為AI補正を受けた画質でさえろくに姿が見えなかったのでVHSで観ればもっと酷いんだろう。