黄金の微睡

アリスとテレスのまぼろし工場の黄金の微睡のレビュー・感想・評価

2.8
改めて岡田麿里の作家性って何処にあるんだろうって考えると、それは「変わるものと変わらないもの」にあるんだろうか、等と思った。

秩父3部作と呼ばれる作品群だって、あの花は幼馴染の関係性、心叫はかつての失敗で閉ざした心、空青は閉じ込められて居たモノからの開放だったように思う。さよ朝だって長寿の一族と拾われた子供の話だもの。今回の一件は思い切り亜空間に閉じ込められるお話でその系譜に見える。

正直この話って評価難しいんですよ。結構群像劇じみてて、各人が思い思い動いている。特に終盤の叔父さんと告った女の子の行動、何を考えているのか…いや、分からなくはないんだけど、この流れでその話入れるかっていうか…